【庭バーベキューにおすすめ】煙・匂いが少ない炭ランキング!!初心者でも安心♪着火難易度も解説
こんにちは、ハイパーポジティブシングルマザーの吉岡てんぱです。今年も、庭バーベキューに最適なシーズンがやってきました。
しかし、バーベキューの煙は匂いがち。バーベキューの煙・匂いはご近所トラブルの原因にもなる危険性が高く、少しでも煙の少ない炭を選びたいもの。そこで本日は!!庭でのバーベキューにおすすめしたい、煙&匂いの少ない炭をランキング形式でご紹介していきます。
※今回は、あくまで煙と匂いが少ない炭のランキングです。コスパや着火の難易度を加味したおすすめランキングは【まとめ】の表で発表しているので、時間がない人はおもいっきりスクロールしてください!
【煙が少ない炭ランキング】第1位「備長炭」
庭でのバーベキューを快適にする、煙・匂いの少ない炭No.1は「備長炭(びんちょうたん)」です。
備長炭は、紀州(和歌山県)・土佐(高知県)・日向(宮崎県)などで採れる樫(かし)の木でつくられた炭で、焼き鳥店・焼肉店など屋内でもよく利用されます。焼き鳥店でカウンター席に座っても、あまり煙・匂いが気にならないのは、備長炭さまさま。
煙だけでなく、燃やす前の炭独特な香りも少なく、肉や野菜を焼く香りをただひたすらに楽しめる、ほんとうに優秀な炭です。
ただ、備長炭にはデメリットもあります。というのも、備長炭は販売価格が高い上、着火が難しい!もちろん、着火は何度か繰り返せば慣れてきますが、私は未だに苦手で、バーナーに頼ってしまいがちです。
なので、はじめて備長炭を使う方は、時間に余裕をもって準備をはじめるのがおすすめです。
【備長炭の着火がうまくいかない】チャコールスターターで時短着火
備長炭は、バーベキュー初心者ではなかなか火をつけることができません。たとえバーベキューの経験が豊富な人でも、思うように着火できずイライラしてしまうこともあるとか…。
そんなときおすすめしたい便利アイテムが、チャコスタこと「チャコールスターター」!チャコスタがあれば備長炭の着火難易度が半減、いや、もっと低くなります。
チャコールスターターに炭を入れて、下に着火剤を入れるだけというお手軽さ。もちろん、備長炭以外の炭にも活用できるので、バーベキューの頻度が高い方はぜひ利用してみてくださいね。準備がほんとうに楽になります。
ちなみに、私が愛用しているのはキャプテンスタッグのチャコールスターター。火消し壺がセットになっていて、バーベキュー後余った炭をそのまま保管できるのでとても便利です。しかも安い!ぜひチェックしてみてくださいね。
\ Amazon評価
(235件) /備長炭は再利用可能!ある意味コスパ最強!?
備長炭は価格が高く庭バーベキューにはもったいないという声も聞かれます。しかし、備長炭は超長持ち。ホームセンターで安価で買えるマングローブ炭の何倍も長持ちし、1回のバーベキューで炭を何度も追加する必要はないですし、我が家の場合3分の1くらいは次回バーベキューに繰り越せています。
備長炭を再利用するためには、火消し壺に炭を入れて密閉し、酸素を遮断し速やかに火を消すのがポイント。そのため、上で紹介した火消し壺や、お菓子の缶など不燃物製の密閉容器が必要です。
備長炭は高いですが、繰り返し使えることを考えるとコスパがよいのでは?とも思います。煙や匂いが気になる方、ぜひ使ってみてくださいね。
\小さめで使いやすいと人気/
【煙が少ない炭ランキング】第2位「LOGOSミニラウンドストーブ」(ヤシガラ炭)
最近、仕事から帰りながら「今日庭でバーベキューしようかな」と思いたち、急遽バーベキューをすることが増えました。そんなときに活躍するのが、LOGOSのミニラウンドストーブ(ヤシガラ炭)です。
ミニラウンドストーブは着火剤不要ですぐに火がつく便利なアイテム。チャッカマンで10秒程度炙るだけで火がつきます。
チャッカマンで10秒炙っただけで炎が出ます※実際の画像
「ミニラウンドストーブ(直径約7.5cm)」と「ラウンドストーブ(直径約13cm)」の2種類ありますが、使い勝手がよいのは、ミニラウンドストーブかな?と思います。
また、ラウンドストーブシリーズは遠赤外線が備長炭や木炭よりも強力。ミニラウンドストーブ1個でステーキが4枚焼けるほど、強遠赤外線&火のもちがよいです。
原料はヤシガラなので、匂いが極めて少なく、煙も着火時以外ほとんど出ません。(着火時にたまに酸っぱいような匂いがすることがありますが、着火後数分で気にならなくなります)大人数のバーベキューだと若干コスパが悪くなりそうですが、家族や友達数人でこじんまりと楽しむバーベキューには最適だと思います。
我が家では、災害用持ち出しセットにも、コンパクトなコンロと一緒にミニラウンドストーブを入れています。
【煙が少ない炭ランキング】第3位「黒炭(木炭・切炭)」
黒炭とは、岩手切炭(岩手)や佐倉炭(千葉)、池田炭(大阪)などの銘柄で知られていて、ナラやクヌギのおが屑や皮を利用した炭で、茶道でも使われるくらい匂いや煙が少なく、屋内の火鉢用に購入される方も多いです。
バーベキュー初心者でも簡単に着火でるてんもうれしいポイント。アウトドア初心者にも扱いやすい炭です。
ただ難点があって、ホームセンターでは取り扱いが少く入手するのが困難。ネット通販で購入するのが確実で、キャンプ場への道中で購入を検討している場合は、事前に取り扱いがある店舗を探しておき取り置きしてもらっておくのがおすすめです。
【黒炭を使うときの注意点】炭と準備量に気をつけよう
黒炭は火起こしが簡単なので、バーベキュー初心者におすすめしたい炭です。ただ、備長炭に比べて灰が多いのが欠点。火力を上げようとしてうちわで仰ぐと、巻き上がった灰が食材に付着してしまうこともよくあります。
黒炭の使用中に火力を上げたいと思ったら、炭を追加するだけでOK。友達とバーベキューをする際は、うちわなど炭を仰ぐアイテムは片付けておくのが賢明です。
また、火の周りが早いので、炭が早く燃え尽きてしまいがち。大人数でのんびりバーベキューをする場合は、通常の炭の1.2倍程度多めに炭を用意しておくと安心です。
【煙が少ない炭ランキング】第4位「オガ炭」
オガ炭はオガライト炭ともいわれ、おが屑や樹木の皮を粉砕し、圧縮した炭です。オガ炭と言えば、備長炭に似た性質からベテランキャンパーからの支持も厚い優秀な炭で、炭火焼肉店などでもよく使われています。
私は食肉関連企業で食肉の勉強をしていますが、系列の焼肉店でもオガ炭を使っています。
オガ炭は備長炭よりも安価で購入できる(Amazonでは、備長炭が2kg2,430円、オガ炭は10kg2,904円で販売されています)ため、取扱店舗も多く、備長炭に比べて入手しやすい点も本当にありがたいです。
ただ、着火のしやすさについては若干難あり。備長炭よりは着火しやすいですが、黒炭に比べると着火が難しいです。なので、オガ炭を使用する際も、チャコールスターターがあると準備がスムーズになると思います。
【大迷惑】ホームセンターで購入できる「マングローブ炭」は煙や匂いがヤバい
では最後に、庭でのバーベキューにおすすめしない!煙や匂いが多い炭をご紹介します。それは、ホームセンターで安価で購入できる「マングローブ炭」です。
マングローブ炭はどこでも入手できるものの、煙も匂いも半端ないため、庭でのバーベキューには不向き。しかも、炭の煙の臭いが食材について、肉や野菜がおいしくなくなることもあります。
我が家は新興住宅地で週末バーベキューをする家庭が多いですが、マングローブ炭の使用率が高く「洗濯物に匂いがついた」「部屋に煙が入ってしまった」等のトラブルが頻発。今ではマングローブ炭でバーベキューをする家庭は減り、上でご紹介した炭やガス火によるバーベキューをする人が増えました。
最寄りのホームセンターでは、オープン当初マングローブ炭の取り扱いのみだったのですが、今ではマングローブ炭の取り扱い量が減り、備長炭やオガ炭、ミニラウンドストーブの取り扱い量が増えました。
マングローブ炭は手軽なアイテムですが、近所への配慮をするなら避けるのが賢明。それでも、マングローブ炭しか選択肢がなかった…という場合は、バーベキューの前にご近所に連絡し、洗濯物を中に干してもらったり、窓を閉めてもらったり、対処を促しましょう。
【気をつけよう】バーベキューと焚き火は違う!
バーベキュー用の炭の話をしましたが、庭でのバーベキューはご近所への配慮ができていれば何の問題もありません。しかし、焚き火は違うので気をつけましょう。
焚き火は基本的に庭で行ってはいけません。炎が出るので火事の危険性がある上、煙の量が異常。我が家もお隣さんが焚き火をした際、100mほど離れた家に住んでいる主婦軍団が様子を見に来て、「煙がうちまで届いてるんだけど…」とヒソヒソ話をされていました。
実際、我が家も焚き火をする旨を聞かされていなかったので、洗濯物は全部洗い直し…。さすがに注意をしに行きました。
なので!焚き火は庭で行わないのが賢明。
「どうしても庭で焚き火をしたい!」という場合は、近所への周知はもちろんのこと、消防署への届け出も忘れずに行いましょう。
焚き火は消防署への届出が必要
庭で焚き火をする際は必ず消防署への届出を行いましょう。※詳細はお住まいの地域を管轄する消防署までお問い合わせください。
ちなみに消防署への届出は「焚き火の許可」を得られるというわけではありません。
あくまで「届出」をするだけであり、何かあった際に守ってもらえるわけではないので要注意です。(「消防署が許可してくれたからいいでしょ?」的な話は通用しません。)
届出の方法は電話によるもの、書面によるものなどさまざまありますが、焚き火をしたい日の1週間前くらいには届出をしておくのが安心。
なお、バーベキューは炎が出る行為ではないので、届出は不要です。
【まとめ】庭バーベキューは煙・匂いの少ない炭で迷惑をかけないよう気をつけよう
備長炭 | ミニラウンドストーブ | 黒炭 | オガ炭 | マングローブ炭 | |
---|---|---|---|---|---|
煙・匂い少なさ | |||||
着火のしやすさ | |||||
1kgあたりの値段 | 1,300円 | 1,200円 | 600円 | 300円 | 150円 |
おすすめ度@庭 |
庭バーベキューは、キャンプサイトの利用料などがかからない分、コストは抑えられます。その抑えられたコストで、品質の良い、煙・匂いの少ない炭を買い、ご近所に配慮した楽しみ方ができるとよいですね。
また、煙や匂いだけなく、騒音にも気をつけたいもの。
お酒が入ると人は声が大きくなりがち。アウトドアでは子供たちがはしゃぎがち。普段からご近所づきあいをして、良好な関係を築いておくことも、庭バーベキューを楽しむための重要な布石です。
庭バーベキューをする際は、事前に「○○日の〇時からバーベキューをします」とお知らせし、「うるさすぎたかも…」と思ったら「先日はうるさくしてすみません」と一声かけるだけでも相手方の気持ちは変わってくると思います。
自分たちのことだけでなく、近所のことも考えながら庭アウトドアを楽しんでくださいね。