【うんちしたのに体重増えた】体重が減らない理由・実は体重計に秘密が!?
こんにちは、ハイパーポジティブシングルマザーの吉岡てんぱです。私は週末よく便秘になるのですが、月曜になるとすっきり!「ここまでうんちを出せたら体重だって減ったはず」と思って意気揚々と体重計に乗るも、体重は変わらないことがほとんど。
うんちってそんなに軽いの?
とその都度いつも思っていたのですが、先日、ついにその疑問が解決しました!そう。うんちって本当に軽かったんです!!!!!
というわけで、本日はうんちの重さや体重との関係性をわかりやすく解説していきます。うんちが出た/出ないで一喜一憂しがちなダイエット中。ぜひ、一知識として知っておいてください。
当記事では便秘解消サプリについての感想を若干書いていますが、これは私の感想であり効果・効能を保証するものではありません。その点ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
うんちしても体重増えた/体重が減らないのはなぜ?
便秘の経験がある方なら共感していただけると思うのですが、便秘を解消した日の喜びは何物にも代えがたいレベルでしあわせなんです。体感では0.5~1kgくらい変わってもいいんじゃない?と思うレベルで”排出”しているのですが、なぜ体重が減らないのか。
実はこれ、うんちの重さと体重の性能に秘密があるんです。
うんちは意外と軽い:体重計に反映されづらい
毎日のうんちの量と回数の目安は?
神奈川県衛生研究所http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/014_kids/14_infection_013.htm
○ 量 :1日に150~250g(卵2.5~4個くらい)
○ 回数:1日に1~3回(食べてから24時間)
※便秘がちな人や食事量が多い方はもっと重いうんちが出ることがあります。
うんちがたくさん出たな!と思っても意外にうんちの密度は低く、1回分で多くても250g程度です。さらにダイエット中で食事量を減らしている場合、100gくらいのうんちしか出ない人もいます。
また、食べすぎた日の翌日の”フワフワうんち”ならさらに軽量。見た目の量に反してスッカスカなのでかなり軽量なうんちだったりします。
うんちの原料の7~8割は水分で、残りは食べかす・腸内細菌・腸内の代謝によって排出された垢(あか)。食べたものの大半がエネルギーとして活用されたり脂肪や筋肉の原料となるため、うんちとして排出される量はどうしても少量になってしまいます。
「それでもそれだけ排出されてたら、体重が減ってもよくない?」
そう思いますよね。実は、それは体重計の最小計測可能数値の問題で、高性能の体重計(10g単位)ならしっかりとうんちの分、体重が減ります。
つまり、【うんちをしても体重が変わらない】ではなく【うんちをしても体重の表示が変わらない】というのが正解。ごくまれに【うんちしたのに体重が増えた】という声もありますが、こちらも体重計の表示の問題なので物理的にありえない現象なのです。
うんちが出ないと体重が増えた…実際うんちの影響はどのくらい?
うんちが出たのに体重が減らない…では逆に、うんちが出なかったら体重がどれだけ増えるのか。答えは簡単。本来出るはずのうんちの重さ(1日150~250g)が体に蓄積されていくので、単純計算で5日で約1kg体重が増えます。
ちなみに、うんちの密度は野菜を多く食べる人の方が高くなりがちなので(食物繊維由来)、野菜を多く食べる人が便秘になったほうが、肉を多く食べる人よりも体重増加量は多いです。
うんちが皮下脂肪になる前に排出すれば”体の重さ”には影響なし
うんちが溜まっても、うんちを出しさえすればプラマイゼロです。しかし、便秘になったときはそう言ってはいられません。
そう、うんちが溜まってしまうと体重増加の沼にはまってしまうのです。
必要な栄養素を吸収し、不要分の食べ物をうんちとして排出してしまえば問題ないのですが、うんちをじっくり体内に栄養を吸収して”想定外”に増えてしまった体重は、運動で消費していくしかありません。快便がいかに大切か、思い知らされますね。
また、便秘により胃腸の働きが低下すると、基礎代謝も低下することもわかっています。
便秘によって腸が活発に働かなくなると基礎代謝が落ちます。せっかくダイエットしているのに基礎代謝が落ちてしまったら、逆効果・・・太りやすい状態になってしまいます。
食べないダイエットは基礎代謝を下げてしまい、身体の中が省エネモードになり、脂肪燃焼しにくくなります。食べないダイエットはやめましょう。
練馬クリニック「ダイエットを始めてから便秘気味です。どうすれば良いでしょうか?」https://hyakunenkai-nerima.jp/faq/6192/
うんちの排出前後の体重を気にするのは「気にしすぎ」だとは思いますが、便秘は気にしなければなりません。便秘とは通常、3日以上排便がない状態を指すので(※1)、3日間うんちが出てないな…と思ったら、便秘解消に向け行動を起こしましょう。
※1:1日うんちが出なかっただけでも「便秘」と定義することもあります。
便秘は体重増加以外にも危険要素がいっぱい
便秘は体重を増加させる以外にも、よくない面があると言われています。
便秘は、腸内にうんちが長期間溜まった状態ですから、私達の腸内細菌に悪い影響を与えます。うんちがエサとなって、クロストリジウムなどの悪玉菌が増殖します。そして発ガン物質、発ガン促進物質、アンモニア、硫化水素などの有害物質や、おならの元となるガスを発生させます。
大鵬薬品https://www.taiho.co.jp/kenko/otayori/chounai03.html
健康な人の場合、消化・吸収のサイクルからうんちは1日1回出るのが【普通】です。もし今食事制限をしていてうんちの頻度が落ちているなら、うんちが1日1回出る程度まで食事量を増やすのがおすすめ。
また、もともと便秘がちな方は、便秘対策のサプリメントなどを利用し、1日1回排便できるようコントロールしてあげましょう。
便秘初期なら市販サプリメントがおすすめ
今は食生活に気をつかうようになり便秘とは無縁な私ですが、一時期疲労・ストレス・拒食によりがんこな便秘に悩んでいました。そのころは、病院に行く気力もなく、市販のサプリメントを頼って、(時間はかかりましたが)なんとか無事便秘を解消していました。
慢性的な便秘の場合、病院を受診したほうが効果が高く費用が抑えられると思うのですが、たまに便秘になる方や、便秘になってまだ3日目…という方は市販のサプリメントでも十分対策できるはずです。
便秘解消薬の定番と言えばビオフェルミン(乳酸菌系便秘薬)。家族みんなで利用できるうえ、ドラッグストアで簡単に購入できるので一番おすすめです。
ビオフェルミンを飲んでも「出し切った」感覚が鈍い時は、カイテキオリゴ(善玉菌を増やすタイプの便秘薬)を利用していました。こちらも子供から利用できるやさしい成分。ほぼ無味な粉末(ほんのり甘め)なので、飲み物やヨーグルトに混ぜて摂取できる手軽さもよかったです。
私は「ビオフェルミン」と「カイテキオリゴ」で便秘を100%解消できていますが、それでも無理な場合は漢方や酸化マグネシウムなどを利用しましょう。漢方や酸化マグネシウムもドラッグストアで購入できますが、効き目によってはほんとうに大変らしいので(会社で冷や汗をかいたという話をよく耳にします)、登録販売者さんや薬剤師さんに上手な利用の方法を聞いてから購入しましょう。なので!漢方や酸化マグネシウム便秘薬の販売リンクは貼りません。実店舗での購入を心底おすすめします。
スポンサーリンク
【体重計の数値は目安】うんちを出す、その行為に日々感謝!!!
ダイエットをしていると、体重計の数値に一喜一憂しがちです。体重が減ればうれしいし、増えれば悲しい。ただ、食事や老廃物を除いた【真の体重】を減らすのが私たちの目標なはずです。
とにもかくにも、体重計の数値が増えても変わらなくても、うんちを排出すればうんち分の体重は減りますし、1歩でも歩けばカロリーを消費します。つまり、ダイエットは「チリつも」。
便秘による体重増加や健康被害には対策が必要ですが、排便前後の体重変化に落ち込むのはストレス(=ダイエットの大敵であり便秘の原因)の元です。あまりこまかく気にせずに、今日がんばった自分をほめて、未来の自分のために少しずつ、1歩でも半歩でも前を向いて進んでいきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。