【山口県】俵山温泉に宿泊してみた!レトロ旅館「俵山まちごと旅館京や」と温泉街を本音レビュー
こんにちは☀気合い100点財力30点!節約大好きシングルマザー:吉岡てんぱです୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧
「普通の温泉旅行とは一味違う体験をしたい」
「誰も知らないような、雰囲気のある場所に行きたい」
――そんなあなたにおすすめしたいのが、山口県長門市にある俵山(たわらやま)温泉です。ここは、豪華なリゾートホテルとは無縁の”不便を楽しむ”場所。
コンクリートの建物ではなく、歴史を刻んだ木造旅館が立ち並び、夜になれば下駄の音がカランコロンと響く。そんな、まるでタイムスリップしたかのような「昭和レトロ」な世界が、ここには現存しています。
本日は、そんな不便ささえも愛おしくなる、俵山温泉の魅力を全力で!!ご紹介します。
【まずは見てほしい📷】俵山まちごと旅館「京や」と温泉街フォトギャラリー
俵山温泉の最大の魅力は、その町並み全体が醸し出すノスタルジックな雰囲気です。狭い路地の両側にひしめき合うように建つ木造旅館。非常にコンパクトな温泉街ではありますが、一歩足を踏み入れれば、そこはもう古き良き昭和の世界です。
街並みはもちろん、旅館の中もどこを切り取っても「エモい」写真が撮れること間違いなし!!
今回、私たちは「俵山まちごと旅館 京や」の3階”桂”という部屋に泊まりましたが、他の部屋もかなり素敵らしいので、俵山温泉の空気感が気に入ったら、ぜひ何度も足を通って”エモ宿ガチャ”を楽しんでみてください。
作務衣(さむえ)と下駄と湯かごレンタルでエモさ120%

「俵山まちごと旅館」に宿泊すると、作務衣と下駄、湯かごを無料でレンタルできます。もうその時点でエモい!!
他の宿に泊まっているというおじいちゃんに「下駄の音がええのぉ」と声をかけられました。
時期的に風鈴を吊るしている家が多く、風鈴の音と下駄の音、虫の声…の三重奏が心と体を普段浴びている喧騒から解き放ってくれます。
俵山まちごと旅館「京や」のレトロ感が贅沢すぎる

「京や」の玄関を入ると、前方に階段が。1階はおそらく宿泊施設ではなく、2階・3階が客室として開放されています。

各部屋には京都の地名がつけられており、それもまた温かい。古いレビューでは「鍵がない」と書かれていましたが、現在はしっかり鍵もあります。

基本的に和室ばかりですが、広縁(ひろえん)もあり、椅子に座ってくつろぐことも可能です。お盆シーズンでしたが、朝は窓を開けると涼しい風が入ってきて、ここで飲むコーヒーは最高でした。

この急な階段も無駄にエモいんですよね。2階から3階に続く階段は2箇所あり、荷物が多い場合は通り側の階段が広くて便利です。
(※受付の方が親切に教えてくれました)

旅館の案内図を見ると、宿泊可能な本館以外にも広い建物があることがわかります。俵山温泉が賑わいを取り戻せたら、解放される日もあるのかな?
ちょっと期待してしまいます。
小さな温泉街の中にエモいスポットが多々ある

朝の俵山温泉。写真にも写る”静けさ”に、すっと心が磨かれた気がしました。

温泉帰りに「明日には咲くんじゃない?」と言っていた朝顔が、朝風呂に向かう際にはもうしっかり開いていてこれもまたエモい。

こちらは夜、温泉帰りに見つけた多肉植物。田舎によくある、乱雑に置かれた空の植木鉢と、ブロックで作られた花壇が個人的にすごく刺さりました。
正直、他にもたくさん写真を撮ったのですが、たくさん載せてしまうと新たな発見をする邪魔をすると思ったので、このくらいに控えておきます。
本当に寂れた小さな温泉街ですが、エモいスポットが大渋滞。元写真部の息子も、一眼レフを持って出かけて、ずーーーーっと帰ってきませんでした。
最近また人気が出ていると噂の写ルンですや、一時入手困難となっていたKODAKのトイカメラ”チャーメラ”なんかで撮影すると、更にステキな写真が撮れるかも?写真が好きな方は、ぜひこだわってみてくださいね。
泊まってよかった…俵山温泉の「まちごと旅館 京や」

俵山温泉には、個性豊かなレトロ旅館が点在しています。しかし、「レトロ」と言っても、その雰囲気や過ごし方は宿によって様々。
そんな中で私が選んだのは「まちごと旅館 京や」。
Instagramで写真を見かけ、一目ぼれしたレトロ旅館でした。
俵山まちごと旅館「京や」で感じた魅力

建築好き、歴史好きにはたまらない、大正~昭和初期の木造建築がそのまま残る旅館です。玄関を入った瞬間から木の温もりが感じられ、長い年月を経て磨き上げられた床や柱が黒光りしています。
歴史の重みを感じながら、静かに時を過ごしたい方に本当におすすめの宿です!
\旅館の詳細はこちらから/
湯治本来の「何もしない」を楽しむ宿が俵山まちごと旅館「京や」
今回は、俵山まちごと旅館「京や」に宿泊しましたが、俵山温泉街は、古くから「湯治(とうじ)」の場として知られてきました。そのため、その伝統を色濃く残す、シンプルで飾らない魅力を持つ宿ばかりが立ち並んでいます。(廃墟も結構ありました)
基本的に管理人さんは不在。過剰なサービスもなし。
ただ、良質な温泉と、静かな時間があるだけ。趣のある和室でゴロゴロしたり、読書をしたり、ボードゲームで遊んだり、気が向いたら外湯へ出かけたり。都会の喧騒を離れ、心身をリセットしたい方に最適な、究極の癒やしの街です。
ちなみに、私たちはお盆前に訪問しましたが、この空気を壊すような観光客は1人も見かけませんでした。やんちゃそうな若者グループは1組いらっしゃいましたが、この地を旅先に選ぶだけある。温泉でもマナーを守り、静かに俵山温泉を楽しんでいて、治安はとてもよいのでは?と感じました。
トイレはリフォーム済み!冷蔵庫・電子レンジ・炊事場は共用
俵山まちごと旅館「京や」は建物は非常に古いです。そのため、各部屋にトイレ・お風呂などはありません。
トイレは各階に1カ所ずつあり、こちらはしっかりリフォーム済み。

ドアの下に隙間がありどうしても音が漏れてしまうため、夜中の使用は少々気を遣いましたが、掃除も行き届いていて快適でした。

お風呂は外湯文化なのでありません。
洗面台は各部屋についているので、洗顔や歯磨きはいつでも可能です。ドライヤーもありました。
冷蔵庫や電子レンジ、炊事場は2階から3階に上がる踊り場にあります。時期的に冷蔵庫を使用している人は多かったです。自分のものは袋に入れて、名前を書いたり目印をつけて入れておきましょう。

また、各部屋にマグカップ・ペットボトル入りのミネラルウォーター・ドリップコーヒーがあり、電気ケトルもありました。ただし、電気ケトルはドライヤーなどと併用するとブレーカーが落ちるそうなので注意が必要です。

マグカップも、レトロな部屋の鍵も何もかもかわいい。俵山まちごと旅館で触れるすべてが癒し要素を持っていた気がします。

俵山まちごと旅館「京や」宿泊前に知っておきたい6つの注意点
俵山まちごと旅館「京や」での宿泊は、「不便を楽しむ」素敵な宿泊体験とはいえ、場合によってはストレスがたまる場合もあるので、まとめておきますね。
ちょっとでも気になる点・引っかかる点がある場合は、対策を考えたり、別の宿への宿泊を検討したりしましょう。
①部屋にトイレがなく、女性用は各階に1個室のみ
②部屋にお風呂がない
- ③階段が狭くて急
- ④飲食店が少ない
- ⑤コンビニが近くにない
- ⑥車がほぼ必須
初心者必見!「外湯文化」の楽しみ方
俵山温泉を訪れる上で、絶対に知っておかなければならないのが「外湯(そとゆ)文化」です。多くのレトロ旅館には、内湯(宿の中のお風呂)がありません。宿泊客は、町にある共同浴場(外湯)へ通うことになります。
一見不便に思えるこのシステムですが、これこそが俵山の魅力の核心。「町全体がひとつの大きな旅館」であり、旅館の客室は「離れ」、外湯は「大浴場」という考え方なのです。
作務衣を着て下駄を鳴らし、湯めぐりを楽しむ。この町ならではのルールをご紹介します。
※俵山まちごと旅館「京や」もしくは「泉や」に宿泊すると、入浴手形がもらえるのでチェックインからチェックアウト日の15時まで入浴し放題です♨
「まちごと旅館」という考え方
俵山温泉では、宿にチェックインしたら、まずは作務衣に着替えましょう。そして、宿で用意された湯かごやタオルを持って、外湯へと向かいます。
外湯へ続く道は、まるで旅館の廊下のよう。町全体がひとつの大きな旅館のようなアットホームな雰囲気で、観光客も地元の人も、みんながこの温泉地の一部になっているような感覚を味わえます。この一体感こそが、「まちごと旅館」の醍醐味です。
泉質の異なる2つの外湯を巡る

こちらの画像は、チェックイン時にもらえる案内図です。
俵山温泉には、「町の湯」と「白猿(はくえん)の湯」という、2つの異なる外湯があり、温泉手形は両方の温泉で使えます。
「町の湯」は、古くから地元の人々に愛されてきた、生活に根差した浴場。素朴な雰囲気の中で、俵山の良質な湯をダイレクトに感じることができます。 「白猿の湯」は、広々とした内湯や露天風呂もあり、家族連れが多くにぎわう温泉でした。
それぞれに異なる魅力があるので、ぜひ両方に足を運んで、泉質の違いや雰囲気の違いを楽しんでみてください。
温泉手形があるので入浴料は無料ですが、コインロッカーを使う場合は1回20円かかります。貴重品がない場合は、無料の荷物置き場があるのでそちらを使ってもOKです。
俵山温泉の効果効能
俵山温泉は、俵山温泉は古くから湯治場として親しまれてきた温泉で、泉質はアルカリ性単純温泉です。
俵山温泉公式サイトによると一般的には神経痛や冷え性などに良いとされ、美肌効果もあるとされています。また、俵山温泉では温泉飲む「飲泉」も推奨されており、便秘や胃酸過多などの改善にも有効とされています。
私は半年前に手の骨にひびが入ってリハビリ中ですが、リハビリで教えてもらったストレッチを温泉に浸かりながら何度も実施していたら、痛みがかなりやわらぎ、10月末までのリハビリの予定が、8月3週目で終了になりました!
「温泉の効果なんて癒し効果くらいだろ…」なんて思っていたのですが、今回ばかりは「温泉すごい!」と思ってしまいましたね。
【宿泊体験】俵山レトロ旅館での「ある一日の過ごし方」
「内湯がない」「建物が古い」。俵山温泉への宿泊は、現代の快適なホテルに慣れた私たちにとって、少し不安を感じるかもしれません。しかし、その不便さこそが、特別な体験を生み出します。
ここでは、俵山温泉のレトロ旅館に宿泊した際の、ある一日の過ごし方をご紹介します。時間がゆっくりと流れるこの町で、どんな体験が待っているのか。あなたの旅のイメージを膨らませてみてください。
【15:00】チェックイン→「町の湯」で1回目の入浴
宿に到着したら、川の湯にてチェックイン。
部屋に着いたらまず深呼吸。荷物を整理して、作務衣に着替えたら早速「町の湯」で旅の汗と疲れを流します。
【16:10】部屋でゆっくり楽しむ
今回は、デジタルデトックスもしたかったので、ボードゲームを多数持参。スマホは鞄にしまって、子供たちとトランプやポケット人生ゲーム、なんじゃもんじゃなどで遊んで過ごしました。
【17:30】ちょっとだけ買い出し

お盆前ということで、数少ない飲食店はすべてお休み。そのため、俵山温泉までの道中にあったスーパーでお惣菜は買っていたのですが、「もっと買っておけばよかったね…」ということになり、俵山温泉唯一のスーパー?「俵屋」でお酒やおつまみ、お菓子を購入しました。
そのついでに、ちょっとだけ街をぶらぶら。
8月上旬で40℃近くまで気温が上がることが多い時期なのに、夕方で28℃とかなり涼しく、散歩するのも気持ちがよかったです。
【18:30】「白猿の湯」へ
部屋に戻って買い物を片付けたら、「白猿の湯」へ。
人が少なかったので、露天風呂が貸し切り状態。チェックイン時にもらう温泉の入り方を参考に、丁寧に温泉を楽しみました。
温泉を出たら休憩スペースでコーヒー牛乳を飲み、ソフトクリームを食べようと思っていたのですが、人がかなり増えてきたのであきらめて退散。
帰り道は各々写真撮影を楽しみました。
【20:00】窓を開けて惣菜とお酒を楽しむ

俵山温泉ならではの食事が楽しめないのが本当に残念ですが、窓を開けて、涼しい風と風鈴と、誰かの下駄の音を聞きながら広縁で惣菜とお酒を楽しみました。
電子レンジや炊事場も誰かと会うことなく何度も使えて、その点はとてもよかったです。
【21:00】夜の散策

21:00になっても、町の湯周辺は観光客や地元の人で結構にぎわっていました。
ただ、明るい時間帯とは違う趣があり、とても癒し効果の高い散策を楽しめました。
【24:00】静寂の中で眠りにつく
21時以降は、ボードゲームをしたり会話を楽しんだり、写真撮影をしたり各々が自由に過ごし、24時ごろ就寝しました。
信じられないくらい静かで、ちょっと怖くなるレベル。
こんなに静かな中眠りにつくのはいつぶりだろう…なんて考えていたら、あっという間に夢に落ち、朝を迎えていました。
【6:00】朝の風を楽しみながらコーヒーを飲む

もっと長く寝ていたいと思うのに、目が覚めてしまうから仕方ない。
カーテンを開け、窓を開け、涼しい清潔な風を浴びながら広縁で飲むコーヒー。最高でした。
子供たちは爆睡していたので、持参していた本を読みながら「町の湯」の営業開始を待ちます。
【7:30】「町の湯」で最後の入浴
子供たちも起きたので、7:00から営業している「町の湯」へ。
すでに3組ほどお客様がいましたが、夜の温泉とは異なる独特の静けさがとても心地よく、最高の温泉を楽しめました。
温泉から帰ったら身支度を整え、チェックアウト。
チェックアウトは部屋の鍵を指定の箱に入れるだけ。借りた作務衣やタオル、湯かごなどは部屋に置いたままでOKなので非常に楽ですが、「ありがとうございました」と伝える場所がないのがちょっとだけ寂しかったです。
俵山温泉はこんな人には向かないかも。でも私は大好きでした
俵山温泉は本当に素敵な場所で、たくさんの方にもっと知ってほしいと思うのですが、人によっては合わずに逆に気疲れする可能性もあるので、次の「★」に当てはまる人は宿泊ではなく日帰りで温泉を楽しむことをおすすめします。
- ★ホテル並みの設備やサービスを求める人
- ★部屋にトイレやお風呂がないと不便に感じる人
- ★コンビニや飲食店が近くにないと困る人
- ★夜遅くまで観光や買い物を楽しみたい人や部屋で宴会並みに盛り上がりたい人
- ★階段の多い建物が苦手な人
一方で、
- ☆レトロな町並みが好きな人
- ☆写真撮影が好きな人
- ☆静かな温泉地でのんびりしたい人
- ☆デジタルデトックスをしたい人
- ☆温泉そのものをじっくり楽しみたい人
には、きっと忘れられない旅になると思います⸜(◍´˘`◍)⸝
俵山温泉に持って行ってよかったもの
「不便を楽しむ」とはいえ、何もない時間を過ごすにはアイテムがあるに越したことはありません。お店も周りにないので、特にお子様連れの場合は何もない時間を楽しむアイテムや食品をしかり持っていくことをおすすめします。
【例】
- 絵本や本 / ボードゲーム / カードゲーム
- ※旅館の壁が薄いので、ジェンガなど音が出てしまうおもちゃは不向きです
- 朝食用のパンなど / 夕食用のお惣菜など(※飲食店が開いていない場合) / おつまみ / 飲み物(自販機はたくさんあります)
また、コンビニがないので、絆創膏や頭痛薬など、旅行時に「現地調達すればいいや♪」と考えがちなアイテムも、一通り持っておくと安心です。
心身ともに心底癒されたい…そんなときは俵山温泉へ

もともと、レトロ旅館に興味がなかった私たち。しかし、YouTubeの「ぽんぽこチャンネル」(おすすめ:【究極の宿】電気も電波もないホテル VS 日本一”高い”ホテルへ行ってみた!!!【ランプの宿・千畳敷】)などでレトロかつ不便な旅どんどん惹かれていき、ついに念願のレトロ旅館宿泊の夢をかなえてしまいました。
俵山温泉は、山口県の中でもかなり僻地になるので、車がないと行くのが難しいと思いますが、それゆえ観光客が少なめ。とても落ち着いて静かな空間が広がっていて、お金では買えない価値があると思いました。
兎にも角にも喧騒から離れたい方。
お金をあまりかけずに、温泉旅行を楽しみたい方。※素泊まりだと1人4,500円~宿泊可能です!
デジタルデトックスしたい方。※旅館にはWifiはあります。
には本当におすすめです。ぜひ足を運んでみてくださいね。そして、生まれが山口県な私。もっと俵山温泉の魅力が広まり、賑わいを取り戻してほしいと切に願います!





