【トンボが車に産卵】理由と対策!ボンネットやフロントガラスの卵の除去方法
こんにちは、ハイパーポジティブシングルマザーの吉岡てんぱです。今年もこの時期が来ました…そう!車のボンネットに白いツブツブがつく時期が!
たらこのような線上に付着したツブツブ。その正体はなんと!!!「トンボの卵」なのです。しかしなぜトンボは水面ではなく車のボンネットや天井、フロントガラスに卵を産んでしまうのでしょうか?
また、トンボが車に卵を産まないようにする「対策」や、卵を産みつけられた後に「すべきこと」はあるのでしょうか。
というわけで、本日は家の近くに池があるせいで、毎年この時期、トンボに卵をたくさん産みつけられる私が、いろいろ調べた結果を報告します。
どうしてトンボは車に産卵してしまうの?理由解説
トンボは通常、”きれいな”水面に卵を産みます。きれいな水面はを想像してみてください。太陽の光を白く反射してキラキラしていますよね。
次に、あなたの車のボンネットやフロントガラスを想像してみてください。きれいな車は、太陽の光を白く反射してキラキラしていますよね。
そうです。つまり
トンボは車のボンネットやフロントガラスを水面と間違えて産卵してしまっている
のです。そのためトンボは、太陽光を白く反射させやすいフロントガラスや、黒・紺・ガンメタ・パール系の車のボンネット・天井によく産卵してしまいます。
ちなみに私の車は紺色。
濃いパープルの車のときより紺色の車に買い替えてからの方が、トンボの産卵量が圧倒的に増えました。
我が家の近くには池もあるため、水面と勘違いしやすくなっているのかも…。なんだか本当に気の毒になってきます。
車に産みつけられたトンボの卵はどうなっちゃうの?
車のボンネットやフロントガラスを水面と勘違いしてたトンボは、何度も周辺を行き来しながら次々に産卵します。
しかし残念ながらこの時期の車の天井やボンネット、フロントガラスは灼熱地獄。トンボの卵は産み付けられた瞬間に熱に侵され、死んでしまいます。
少しかわいそうではありますが、こればかりはどうしようもありません。
ただ救いもあります。
なんと、トンボは1匹で数千個の卵を産む品種も多いです。そのため、運悪く車に産んだ卵は死んでしまっても、どこかの水辺で子孫が育っている可能性が高い!
たとえ水辺に産み付けられた卵でも、天敵に食べられたり雨で流されたり、死んでしまう可能性はあります。私たちはただ見守ることしかできないと思いきや!!!
実は(微力ではあるものの)私たちにできるトンボの産卵対策があるので、紹介してきますね。
トンボの車への産卵を防ぐ対策・方法
トンボに「卵を産まないで」と言ったところでどうにもならない産卵問題。
トンボの産卵を防ぐには、「車の表面を水面と勘違いしないよう」対策してあげるしかありません。
トンボの卵が日光により焼き付くことで、塗装にシミが残ることがあるので産卵予防はトンボにも私たちにもいいこと尽くし。トンボに産卵された経験がある方は6月ごろからしっかり対策をしておきましょう。
※もともと「対策はお盆ごろからでOK」と書いていましたが、今年(2024年)は6月10日に初産卵を確認したので、トンボを見つけたら早めに対策をするのがおすすめです。
トンボに産卵させないための対策1.カーポートをつける
私の家のお向かいさんは黒い車に乗っていてとてもきれいに手入れされており、いつも車がぴかぴかです。しかし、一度もトンボに卵を産み付けられたことがないとのこと。
お向かいさんとわが家の違い…それはカーポートの有無です。
カーポートがあると車自体に直射日光が当たらないため、水面のようにキラキラ光ることもなくなります。そうすることでトンボが産卵しに来るのを防げているようです。
もし駐車場が広いなら、できるだけ影になる場所に車を移動させるのもおすすめ。「太陽を反射させない」これが一番の対策です。
トンボに産卵させないための対策2.洗車を控える
トンボは手入れの行き届いたきれいな車に卵を産む傾向にあります。そのため、私も洗車後すぐにトンボが卵を産んで「えー?」と悲しい気持ちになりました。
その点を考えると、トンボが産卵する時期は洗車を控えるのもおすすめの対策。
トンボの産卵時期は大体8月中旬~10月ごろと言われています。※今年は6月に産卵されたので、例外もあります。
その間は洗車の頻度を落として車の表面のツヤが出にくい状況にしておくと、トンボも間違って産卵しに来なくなります。
トンボに産卵させないための対策3.カバーをかける
普段ほとんど動かさない車の場合は、車用のカバーをかけるのもおすすめです。またフロントガラスばかりにトンボが産卵する場合は、窓用のカバーをかけるのもいいですね。
遮光タイプのカバーものは車内の温度上昇も抑えるので一石二鳥。ただ、フロントガラスの内側に設置するアルミカバーは余計キラキラ反射して産卵を促すことがあるので要注意です。
可能であれはフロントガラスの外側に設置するタイプ(防雪タイプ)を選びましょう。
トンボが車に産卵!きれいに取る方法
トンボが車のボンネットや天井、フロントガラスに産卵してしまっても、ほとんどの場合すぐに乾燥してぽろぽろになります。そのため、洗車後すぐにトンボが卵を産んでしまった場合も改めて洗車をしなくてもOK!
車用のダスター(ほこり取り・ハタキ)で軽くなでるだけで卵はなくなります。
頑固な卵には鉄粉除去用粘土がおすすめ
産卵後数日経過したり、産卵から洗車までに雨が降った場合はトンボの卵がこびりついてしまうことも。そんなときはボディに傷が入らないよう、鉄粉除去用の粘土で掃除をするのがおすすめです。
使い方は簡単。粘土を練って、水を掛けながらボディをなでるだけです。鉄粉除去用粘土なら傷をつけずにトンボの卵がきれいに取れます。
フロントガラスはスクレーパーできれいに
フロントガラスの場合は、ウォッシャー液を出してワイパーをかければ取れるものが多いです。それでも取れない頑固な卵は、スクレーパーでこすり取りましょう。
スクレーパーがない場合は爪を使っても大丈夫。その際は、熱くなった窓で火傷しないよう気をつけてくださいね。※ネイルをしている場合はマニキュアが逆に窓につく可能性があるのでやめておきましょう。
※スクレーパーによる卵除去はフロントガラスのみにしましょう。ボディに使うと100%傷がつきます!
トンボも子孫を残そうと必死だから、見守りつつ車を守りましょう
トンボがあまりにもたくさんの卵を産み付けるものだから「腹を立てた車のオーナーが駐車場の周りにトンボを捕殺しよう躍起になっているのを見かけた」なんて声も聞きます。
確かに洗車後にたくさんの卵を産み付けられていると、いらっとしますよね。
ただトンボも悪気があるわけではなく、子孫を残そうと必死になっているだけです。
トンボが卵を産む時期になったら人間側で対策をし、トンボが間違って車に産卵しないようにしてあげるのが正しい対処法ではないでしょうか。
トンボが車にたくさんの卵を産み付けても怒らずに、きちんと水辺で卵が産めるよう祈ってあげてくださいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。